画像:内部空間に有機分子が挿入されたカーボンナノチューブの構造模式図 (東北大学岩佐義宏教授らのカーボンナノチューブと有機分子の複合材料の研究から、岩佐教授の許可を得て掲載)

ナノテク最新事情 #214: 2005年10月22日

Buckypaperで複合材産業競争力増を狙うフロリダ州立大学

Ben Wang教授が率いるフロリダ州立大学の研究グループが、鉄鋼より10倍軽く、強度が250倍ある材料の実用化研究に取組んでいる。(Florida Advanced Center for Composite Technologies :FAC2T:www.fac2t.eng.fsu.edu)

FAC2Tでは、buckypaperを使用して、複合材料の強度限界と安く大量生産できる製法に重点化して取り組んでいる。

Buckypaper は1990年代前半に最初に開発されカーボンナノチューブで構成される。1996年のノーベル化学賞を共有したSir Harold Kroto氏(現在、FSUの化学部及び生化学部教授)たちのバッキーボールの愛称で呼ばれるBuckminsterfullereneの発見により、化学と材料科学の分野での大変革をもたらし、buckypaperの開発にも貢献している。

FAC2Tで研究されているbuckypaperの可能な用途例:

(所見)
取り立てて扱うほどのニュース性は必ずしもないが、研究機関のミッションと、スポンサー(官、民)一覧が、地元に根付いた着実な研究活動をしている事例に加えることにした。

FAC2T Mission

Government Sponsors

Industry Sponsors

(nanonet 豊蔵 信夫)