東北大学 微細構造解析プラットフォーム (東北大学)
東北大学ナノテク融合技術支援センターは,東北地区における唯一のナノテク支援拠点として全国のプラットフォームと連携をとりつつ,産業界から学術機関まで幅広いみなさまのニーズにお応えします.
事業の紹介
ナノテク融合技術支援センターでは東北大学産学官連携推進本部との連携のもとで,金属材料研究所を母体とする次世代電子顕微鏡技術を中心とした構造解析技術を用いて,学内外の学術機関や産業界のナノテクノロジーに関連する技術解決に関する支援を行います.特に金属材料研究所の創始者である本多光太郎先生が言われた「産業は学問の道場なり」をモットーに,産業界に潜在する種々の工学的課題を学術的観点から掘り起こすことにより,科学技術ならびに工学における諸課題を材料の立場から解決・支援し,日本だけではなくひいては世界の発展に貢献することを目的としています.また種々の技術的課題を解決する過程で,基礎から応用までバランスをとり,ナノテクノロジーを通した産学連携・学学連携の場を人間性に溢れた技術者を養成する場に用います.そして,これらの活動を産業界だけではなく中学・高校を含む一般社会に還元することにより,科学技術の必要性だけではなく,その素晴らしさを啓発できる活動を行うことにより,日本の科学技術の発展の礎となることを目指します
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Mgマトリックスの[110]方向に電子線を入射して撮られたHRTEM像(宮城高専への解析支援.この成果は,日本金属学会の第56回金属組織写真展(平成18年3月)でA部門(学問的に価値がある写真)の佳作賞に選ばれた.) | 磁気的に回収可能なPd/γ-Fe2O3ナノコンポジット触媒粒子のSTEM像(大阪府立大学への課題)(Chemistry Letters, 37(9) (2008) 922) |
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「カーボンシェルを持つ木質炭素化合物の微細構造」(北見工業大学への支援)の一環として低加速走査型電子顕微鏡を用いて撮影された木材から成長したカーボンナノシェルチェーンの三次元構造(ステレオペア).(Carbon 50 (2012) 3486-3496) | 「Gdを含むMg合金の微細析出物の構造解析」(秋田大学への支援)HAADF-STEM像からGd原子とZn原子の規則配列を有する二原子最密充填面からなっている事が明らかとなった. |
ニュース
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成果事例
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