支援形態は以下のとおりです.どの形態が適当であるかなど,不明な点がある場合は,あらかじめ実施機関,あるいはセンター機関に電話またはメールで
利用相談(無料)をしてください.
技術相談:技術的な問題解決などについて,各機関の相談スタッフが,さまざまな相談に対応いたします.技術相談のみで問題解決が難しい場合や、ご相談いただいた課題で当該機関の利用がで難しい場合,他の機関をご紹介することもあります.
技術代行:ユーザーの依頼により各種支援技術を代行するものです.「微細加工」分野で頻度の高い支援形態です.「微細構造解析」の電子顕微鏡の利用などでは,試料作製に技術が必要とされるため,作製を代行する場合もあります.製作物の構造計測,機能評価などを複合的に行える機関もあります.
技術補助:装置の操作方法などについて,ユーザーが当該機関の支援者の指導・補助を受けながら,機器を使用する技術支援です.ある程度習熟したユーザーで,仮免許運転的に,一定程度自由に装置を使用することができます.
機器利用:操作技術を有するユーザーが定められたマシンタイム内に自らが機器を操作し,実験を行うものです.参画機関は研究の内容にタッチしない,独立性の高い形態です.機関によっては,ユーザーへの技術指導などのプログラムを別途実施し,あらかじめ操作技術を習得することを求める場合があります.
共同研究:登録されたユーザーと参画機関が,共同で研究を行い,共同で成果を発信します.課題提案内容を双方が合意し,準備の段階から,実験・結果の解析を経て,論文・プレス発表,特許の取得まで,ワンストップで研究を行います.得られた知財に関しては,ユーザー側への完全譲渡も含めて,その都度協議します.課題は科学的,技術的,実用的価値から判断して,民間では行えない研究を中心に採択されます.