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nano tech 2020第19回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議 開催

 nano tech 2020第19回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議は,2020年1月29日~31日に例年通り東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催された.本展示会は,nano tech実行委員会が主催で,内閣府,総務省,文部科学省,経済産業省,8外国大使館,6国立研究開発法人などを含む21機関の後援の下,世界の国々から最先端技術が集結するナノテクノロジーに関する世界最大の総合展示会である.今回も358企業・団体(国内224,海外134)が出展した.nano tech 2020と同時開催の展示会は,新機能性材料展2020,JFlex2020など12展示会である.同時開催展合計の参加者は3日間で47,625名と報告されており,昨年よりやや増加した.会場は,例年は東京ビッグサイトの東館であったが,今回は西・南ホール全館を使用した.なお,同時開催のJAPAN NANO 2020ナノテクノロジー総合シンポジウム等多くのシンポジウムやセミナーは例年通り会議棟のレセプションホールや会議室で行われた.

 nano tech 2020のメインテーマは「超スマート社会を実現するナノテクノロジー」であり,その実現に向けた重要課題が西1ホールのメインシアターで行われた主催者企画の特別シンポジウムに見られた.その中の「環境回復技術」,「5G対応材料技術最前線」などは今話題のテーマであり,特に後者では通路まで聴衆が溢れていた.今回の展示方法として,ゾーニングという新しい試みが行われた.西1,西2ホールに次の5ゾーンを設けて出展が行われた.ナノマテリアル,ナノファブリケーション,ナノイノベーション,ナノアナリティックス,独法・公的機関/学校各研究室/海外パビリオンのゾーンである.技術分野毎に出展者が纏められており来場者にとっての便宜が図られた.また,西1,西2のエントランスホールとなるアトリウムには,「ナノカーボン オープンソリューションフェア」,「セルロースナノファイバー特別展示」の注目技術をまとめた特別展示が行われ,技術の広い展開状態が分かる仕組みとなっていた.

 最終日にメインシアターで行われた優秀展示の表彰結果を下表に示す.また,初日に文部科学省のナノテクノロジープラットフォーム事業における令和元年度の秀でた成果発表会,利用成果・技術スタッフ表彰式がセミナーB会場で行われた(https://www.nanonet.go.jp/ntj/topics_gov/?mode=article&article_no=5011).

賞の種類受賞者展示内容
nano tech 大賞東レ断面設計人工繊維,高伸縮・復元性フィルムその他
ナノマテリアル賞リコー色素増感太陽電池環境センサ,発電ゴム振動発電等
ナノアナリティクス賞堀場製作所最先端材料開発から品質管理用の分析評価装置群
Nanalysis(カナダ)超小型NMR,製薬で品質検査等幅広い分野に適用
ナノファブリケーション賞エリオニクス低加速電圧で高スループット電子ビーム加工装置:8インチウエハ加工が1日でできる高生産性
ナノアカデミア賞早稲田大学ナノシート電子デバイス,海中無線通信等,13件
産学連携賞TIA設立10周年,産学連携により数々の成果
新規ピックアップ賞ヤギ信州大開発・韓国Fine事業化の防水・通気兼備繊維
プロジェクト賞NEDOプロジェクト人工光合成プロジェクト:プラスチック原料石油代替
物質・材料研究機構PZT代替高性能非鉛圧電材料
ビジネスマッチング賞S-Nanotech島根大学発ベンチャーで,同大学ナノテクプロジェクトセンタの様々な研究成果を製品化している.
Co-Creation
特別賞ドイツ ザクセン州同州のICT・材料科学の最先端を披露
日刊工業新聞社賞清川メッキ工業各種材料や形状への厚さ最小数nmメッキ技術開発