学生研修プログラム

米国NNCI施設利用研修プログラム

日米若手研究者交流プログラム

人材育成・国際連携の推進

 
 人材育成・国際連携の推進は,先端研究・技術にかかわる国際的な視点を有する将来の研究者,技術者を確保する上で重要です.ナノテクノロジープラットフォーム事業の人材育成支援・国際連携事業は,課題解決に向けた効率的な研究開発推進とともに,本支援事業により,ナノテクノロジーにかかわる国際的な視野を有する研究者,技術者が輩出されることを目指しております.さらに,本事業を通じて育った人材が,プラットフォームのユーザーならびに実施関係者側としてナノプラット事業の持続的な発展に貢献することを期待しております.その為,センター機関では人材育成・国際連携推進として,分野横断の幅広い先端技術のスキルアップのための技術スタッフ交流,貢献に対する表彰,技術レベルに応じた職能名称の付与,ナノプラットフォームでの学生研修プログラム,国際感覚育成のための海外の施設を利用した学生研修,また,国際的な研究者ネットワーク構築のため,米国をはじめとしたアジア,EU,オセアニアなどとの若手研究者交流制度を実施しております.
 

技術スタッフ交流プログラム

 ナノテクノロジープラットフォームの実施機関に在籍してユーザー支援を行っている技術スタッフが,それぞれ専門としている機器・設備についての最先端の技術に加えて,新たな技術分野の知識・技術を学ぶことで,各技術スタッフのスキルアップを通じたプラットフォーム全体の支援の質の向上を目的として実施しています.

 全国の実施機関から選ばれた技術スタッフに対して,新たな分野の専門研究者・技術者による講義,実習,ディスカッションを行います.機関の枠を超えた交流を持つことで,技術者ネットワークの形成,幅広い研究支援人材の育成を目指し,引いてはユーザーの研究開発の加速や成果創出を期待します.

 本プログラムは,プラットフォームの実施機関において支援業務に携わっている技術スタッフに,実習を通じて知識・技術の幅を広げていただくことを目指すものですが,一部のプログラムについて,本プラットフォーム外の方々の受け入れもいたしております.


 
 

技術スタッフ表彰

 文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム事業(ナノプラット事業)は,新しい科学技術を創出する研究環境の整備・充実・共用に向け,大学,公的機関,企業の研究者が全国規模で研究ネットワークを構成してイノベーション創出に資することを目指しています.

 設備・装置の有効活用には,設備の整備から装置使用上のノウハウ提供などの技術支援が不可欠です.このため,本事業では,実施機関において実際に支援に携わっている方々の貢献に対して,平成26年度より技術スタッフを対象とした表彰を実施しています.初年度は「技術支援賞」として,平成27年度以降は,「優秀技術賞」,「技術支援貢献賞」及び「若手技術奨励賞」として,1月下旬~2月上旬に行われるnano techまたはナノテクノロジー総合シンポジウムで表彰しています.

<名称,功績の内容,対象>
 名称功績の内容
 対象
優秀技術賞類まれな秀でた技術を有していると認められる者原則としてナノプラット事業が開始してから3年以上の経験を有する者
技術支援貢献賞技術支援において多大な貢献をしたと認められる者原則としてナノプラット事業が開始してから3年以上の経験を有する者
若手技術奨励賞優れた技術支援をしたと認められる者35歳以下の者
技術支援賞秀でた技術を有し,ナノプラット事業に対する多大な貢献が認められる者H26年度のみ


 
 

技術スタッフ職能名称付与

 研究基盤を支える人材に関しては,ナノテクノロジープラットフォーム事業のみならず,多くの大学,研究開発法人等の機関においても,施設・設備の運転や技術の高度化に携わる人材の不足とキャリアパスの整備の必要性が指摘されています.(科学技術・学術審議会先端研究基盤部会報告書,「科学技術イノベーションを牽引する研究基盤戦略について」,平成24年8月)また,「科学技術イノベーション総合戦略(平成25年6月閣議決定)」や成長戦略のための日本再興戦略(平成25年6月)」等においても研究支援人材の長期的・安定的な確保,さらには研究者と並ぶ専門的な職種として確立し,社会の認知度を高めること等が示されています.

 ナノテクノロジープラットフォームにおいては,本事業が安定して運営され,かつ持続的に発展していくために不可欠となる研究支援人材の長期的・安定的確保等に資するために,平成27年度より,本事業において研究支援業務に従事する技術スタッフに対して,その技術レベルに応じた職能名称を付与する取組を開始しています.

<職能名称の種類及び基本的ガイドライン>
 職能名称 基本ガイドライン
 エキスパート複数の技術について,高度な知識を有し,操作及び解析に加えて装置や技術の開発等が行える.
ユーザーへの最適なソリューションをアドバイスできる.
技術スタッフ等に十分な指導が行える.
 高度専門技術者特定の技術について,高度な知識並びに操作及び解析等の技術を有する.
ユーザーのニーズに対して能動的に対応できる.
 専門技術者特定の技術(計測,プロセス,合成)について,十分な知識を有し,操作及び解析並びに装置の維持管理が行える.

<H27~30年度:職能名称付与人数(延べ)>
 エキスパート 高度専門技術者 専門技術者 計
 28 86 52 166

 
 

学生研修プログラム

 次世代のナノテクノロジーに関わる研究者・技術者の育成支援強化のひとつとして,大学生・大学院生を対象に,ナノテクノロジーに関連する研究・開発への興味を深めるとともに,最先端装置に関する技術を体験することを目的として実施しています.

 ナノテクノロジープラットフォームの先端的な施設を利用して日本の第一線の研究者,技術者の指導による研修を実施し,研修修了後に成果発表会を行います.研究者・技術者等との交流を通じて,次代を担う若手に研究設備の共用文化を浸透させること,研修生の今後の研究開発を進める上での人材ネットワークの形成に寄与することを期待しています.




 
 

米国NNCI施設利用研修プログラム

 『米国NNCI施設利用研修プログラム』(平成24~27年度においては『米国NNIN施設利用研修プログラム』)は,日米科学技術協力協定に基づいたナノテクノロジー分野での文部科学省(MEXT)と米国科学財団(NSF)との協力の一環として,ナノテクノロジー研究分野における国際的な人材とネットワークを育成すること,国際的な研究設備の共用化についての理解を深めることを目的として実施しています.

 選考に合格した日米両国の学生が共に相手国のナノテクノロジー関連研究機関において研修を行い,研究の視野と交流を広めることで,国際的な研究者ネットワークを形成するとともに共に,国際的なリーダーシップを発揮できる人材の育成を目指しています.


 
 

日米若手研究者交流プログラム

 日米科学技術協力協定に基づいたナノテクノロジー分野での文部科学省(MEXT)と米国科学財団(NSF)との協力の一環として,博士研究員,助手及び若手助教授クラスの研究者の相互派遣,相手国の先端研究機関訪問,日米研究者同士の意見交換等で交流を深め,今後の共同研究の芽を育成することを通じて,ナノテクノロジー研究分野の人材を育成することを目的としています.

 日米両国の若手研究者それぞれ10名程度と引率者(教授2名程度)が研究交流のために双方の国を訪問し,互いの国のナノテクノロジー関連研究施設を訪問や参加者が互いに知り合うワークショップの開催を行います.日米両国の研究者同士の研究者交流を深めることにより,今後共同研究に発展するような研究者ネットワークを形成することを期待しています.また,国際的なリーダーシップを発揮し,持続的な国際協力関係を構築するための人材の育成を目指します.