【公開日：2025.06.16】【最終更新日：2025.04.17】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22UT0362
利用課題名 / Title
高分子ナノミセルの顕微鏡写真取得
利用した実施機関 / Support Institute
東京大学 / Tokyo Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】（主 / Main）計測・分析/Advanced Characterization（副 / Sub）-
【重要技術領域 / Important Technology Area】（主 / Main）次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials（副 / Sub）-
キーワード / Keywords
電子顕微鏡/Electron microscopy,DDSマテリアル/ DDS material
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名（課題申請者）/ User Name (Project Applicant)
四本 健介
所属名 / Affiliation
株式会社アルビオン
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
（主 / Main）技術補助/Technical Assistance（副 / Sub）-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要（目的・用途・実施内容）/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
有機材料ハイコントラスト透過型電子顕微鏡を用いて、化粧品に用いられている原料のひとつ、高分子ナノミセルの形態観察を実施した。
実験 / Experimental
測定機器：有機材料ハイコントラスト透過型電子顕微鏡（JEM-1400）材料：高分子ナノミセル（PEG-PBLG (poly(ethylene glycol)-poly(gamma-benzyl-L-glutamte))）染色液： 1% ウラン および 1% リンタングステン酸方法：１．スライドグラス上にグリッドを必要枚数取り、親水化処理（40秒）行う２．グリッドをピンセットでつまみ・固定し、被験物質を2µL滴下する３．染色液を２µL滴下しピペッティングを行う４．ろ紙で液を吸い、乾燥させる ５．顕微鏡にて観察する
結果と考察 / Results and Discussion
本方法を用いることで、ナノミセルの電子顕微鏡撮影することが可能であった。染色液においては、本ミセルにはリンタングステン酸が適切であった。DLSにおける粒子径は80nm程度であったが、写真で得られたミセルの多くは50nm以下であった。測定時に乾燥工程があるため、その影響もあるかもしれない。これは、クライオTEMにより明らかになると考えられた。ミセル濃度としては、1%、0.1%では積層しているためか観察がしにくかったものの、0.01%であれば、観察しやすいものであった。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
染色液「リンタングステン酸」による電子顕微鏡撮影画像
染色液「ウラン」による電子顕微鏡撮影画像
その他・特記事項（参考文献・謝辞等） / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング（DOIのあるもの） / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications：0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents：0件