【公開日：2025.06.10】【最終更新日：2025.04.21】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
24KU0044
利用課題名 / Title
多元素化PEM水電解触媒の開発と応用
利用した実施機関 / Support Institute
九州大学 / Kyushu Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】（主 / Main）計測・分析/Advanced Characterization（副 / Sub）-
【重要技術領域 / Important Technology Area】（主 / Main）革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル/Materials enabling innovative energy conversion（副 / Sub）次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials
キーワード / Keywords
電極材料/ Electrode material,ナノ粒子/ Nanoparticles,電子顕微鏡/ Electronic microscope
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名（課題申請者）/ User Name (Project Applicant)
池田 泰之
所属名 / Affiliation
株式会社フルヤ金属
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
鈴木 宏明,押尾 海人
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
鳥山 誉亮
利用形態 / Support Type
（主 / Main）技術補助/Technical Assistance（副 / Sub）-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要（目的・用途・実施内容）/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
弊社はIrやRuといった希少金属を用いたPEM水電解の触媒開発を行っている。固体高分子電解質膜（PEM）型水電解とは、「グリーン水素」を作り出す有望な技術として注目されており、PEMを使用して水を電気分解して水素を生成する。一方で、実用化に向けた課題として高価な希少金属の使用量低減および触媒の活性・耐久性の向上が挙げられる。この課題解決に向けて、触媒の多元素化によるハイエントロピー効果に注目し、多元素化触媒開発へ取り組んでいる。弊社は環境省令和6年度地域資源循環を通じた脱炭素化に向けた革新的触媒技術の開発・実証事業にも参画しており、課題解決に向け産学官連携し開発を進めている。
実験 / Experimental
広電圧超高感度原子分解能電子顕微鏡（JEM-ARM200CF）を利用して、IrRuOx触媒にPtの担持率を変化させたPt/IrRuOxの観察およびEDSマッピングを実施した。
結果と考察 / Results and Discussion
Pt担持率が最も大きいPt/IrRuOxはHAADF像およびBF像にてIrRuOx上に担持されている粒径約1～2nmのナノ粒子が確認でき、EDS分析によってそのナノ粒子がPtであることが判明した。一方で、Pt担持率を下げたPt/IrRuOxを観察すると、IrRuOx上に担持されているナノ粒子は確認できず、担持率が非常に小さいため観察することができなかった。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1.Pt/IrRuOxのSTEM観察
その他・特記事項（参考文献・謝辞等） / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング（DOIのあるもの） / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications：0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents：0件